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皇室問題INDEX

オランダ国王即位式に「10年前のドレス」を着用された雅子様の苦境と矜持

オランダのアレキサンダー新国王の即位式が2013年4月30日に行われ、皇太子ご夫妻が出席されました。この式典は、雅子さまの11年ぶりの海外ご公務のクライマックスで、どんなドレスをお召しになるのか、 多くの日本女性がわくわくしながら見守っていました。しかし、TV画面に現れた雅子さまは、これまでに何度もお見かけしたドレスを着用され、しかも大きなシワが何本も刻まれているのがTV画面に映し出されていました。

オランダ新国王即位式

古いドレスをお召しになっていても雅子さまは終始笑顔で、人々の大歓声にお手ふりで応えられ、記念写真で前列に並ばれた際も堂々としておられました。遠目にはシワはあまり目立たなかったようで、海外メディアは雅子様の落ち着いたドレス姿を、「シックで、シンプルで、美しい」と評価してくれました。 しかし、それは雅子さまの魅力とドレス本来の良さゆえであって、大事な式典に新しいドレスが用意されなかった衝撃は消えません。

2013年5月2日のトピック「雅子様のオランダ新国王即位式ドレス-「着回し」と「深いシワ」の衝撃」で検証された、「着用ドレスの履歴」「新調されなかった理由」「女官に向かって噴出した批判」「マスメディアの嘘」についてまとめます。

オランダ新国王即位式

【1】着用ドレスの履歴--10年前に作られ10回以上お召しに

雅子様が即位式にお召しになった、淡いアイボリー色のローブ・モンタント(昼間の正装用で、立襟、長袖、裾は床まで届くドレス)は、10年以上も前に仕立てられたもので、少なくとも10回はお召しになったものであることがわかりました。トピックでの検証初期には、8年前の紀宮さまの結婚披露のお茶会が初めての着用と誤認されていましたが、鈴蘭様からファッション誌記事の紹介があり、もっと前のお仕立てであるとわかったのです。

雅子さまのローブ・モンタントは、故伊藤すま子のオートクチュール作品(WWD JAPAN FRI, MAY 10, 2013)

2005年以降、8回にわたるご着用の姿をWeb検索でヒットした写真で確認できました。

いちばん最初のご着用は、2003年正月の「歌会始め」時に着用されたようです。襟元のデザインが少し違うのですが、同じドレスと推定されます。ネットには「何度も着ていて、お気に入りなんですね」などというコメントもありましたが、お気に入りという以前に、新しいドレスを仕立てることができない状況にあると思われます。

公務用ドレスは宮廷費から支出されますが、宮廷費は宮内庁の管轄で、宮内庁が支出を認めなければドレスを作ることができません。宮内庁は「ご依頼があればいつでも」と答えるかもしれませんが、ご病気療養中の雅子さまはご遠慮なさっているのでしょう。ご病気でご公務が思うようにできなくなって以降、「高級レストランで外食」「海外ブランドバッグを愛用」などと、さも無駄遣いをしているかのように週刊誌でバッシングされ続けているのです。何年も同じ衣装を着用していることを知らないはずがない宮内庁は、なぜ衣装の新調をお勧めしないのでしょうか。また、衣装に関心が高い皇后様が、なぜそうしたことに配慮されないのかも謎です。

雅子様がいかに同じ衣装を着回されているかは、次の画像を見てもよくわかります。ご病気療養に入られて以降、何年も同じドレスを大切に着回されているのです。

オランダへの行きと帰りのスーツも着回し

雅子さまは、オランダへの行きと帰りのスーツも着回しでした。本当に質素にしていらっしゃいます。

■関連トピック:雅子様のオランダ新国王即位式ドレス-「着回し」と「深いシワ」の衝撃(2013.5.2)
★検証メンバー うずらちゃん、Dianthus、INDEX、ローズ、冬至から春分へ、苺杏仁、チャトラ、鈴蘭、くるみ花音、ピンクトルマリン、ぴこりん、auxilia、モーリ(書き込み順。敬称略)