寄稿コラム: 「憲法と皇室」(1) 「日本国憲按」と「皇室制規」について
グループ検証まとめ: オランダ国王即位式に「10年前のドレス」を着用された雅子様の苦境と矜持
ネットに蔓延している東宮ご一家への誹謗中傷に驚いたのは、今をさかのぼること7-8年前のことでした。あまりに突飛で下劣な内容でしたので、こんなものは閉じられた世界の狂気にすぎないとしか思えませんでした。しかし、いつの間にかそれらの突飛で下劣な誹謗中傷が リアル世界に波及し、仲睦まじいご夫妻への離婚推奨、この上なくご立派な皇太子殿下への退位論などが公然とかつ執拗に、マスメディアで語られるようになっていました。
そうしたメディア挙げてのネガティブキャンペーンに洗脳されたのか、自分の身近にいる人間が、東宮ご一家へ反感の言葉を口にするのを聞いたときは驚愕しました。泥水が足元から胸元に迫ってくるような不気味さを覚え、このままでは大変なことになると思いました。
少しネットを検索すると、いまだに愛子様は自閉症、雅子様は仮病などと信じている人たちが多数いることがわかります。ネットにそう いう虚偽情報が溢れているのですから、無理もないのかもしれません。問題は、それら東宮ご一家のネガティブ情報を意図的・精力的・継続的に流している人た ちがいる、ということだと思います。
東日本大震災の時にネットに流れた流言・デマについて考察した「検証 東日本大震災の流言・デマ」(荻上チキ著)という本がありますが、それによると、デマと流言は違うものであり、デマは意図的なもの、流言は意図はないものだそう。
東宮ご一家のネガティブ情報は明らかにデマですね。悪意を持って流されているデマです。これに騙されて信じ込んでしまっている人たちに「嘘 ですよ、デマですよ」と教えるコンテンツが必要だと思います。それは、悪意を持ってデマを流している人たちへの抗議にもなり、阻止力にもなるはずです。
このコンテンツは、さらに、マスメディア、その中でも紙媒体が中心となり、ある勢力から頼まれたとしか考えられないデマと誹謗中傷 を記事にしているという、恐ろしい現実への告発にもなるでしょう。私達は、今や公平性や良心を欠いたメディアに囲まれているのです。東宮ご一家が晒されて いる情報操作という暴力が、いつ一般人に向かってきてもおかしくない状況かもしれません。
私達の世界を少しでも正常にしていくために、真実と歪んだ情報の差を、みんなで一つづつ検証していきたいと思います。